胃がん症例1
胃がん手術後に多発性肝転移、治療開始約12ヶ月で肝臓の多発性転移がんが概ね改善
治療までの経過
1年ほど前から腹部に違和感がありながらも放置、翌年の人間ドックでステージ3の胃がんと診断された症例です。診断から1ヶ月半後に胃の亜全摘手術(5分の4を切除)を実施し、術後1ヶ月から抗がん剤の点滴投与を受けたところ副作用がひどいため、抗がん剤(TS-1)の内服に変更となりました。6ヶ月後のCTチェックでは多発性の肝転移病巣が発見され、「ステージ4、完治の見込みはなく、延命を目指し抗がん剤を継続」と診断されます。その後、知人の薦めから数種類のサプリメントを内服、さらにリンパ球を増やして血管に戻す治療も併用したものの効果は現れず、肝臓の転移病巣がさらに増えて大きくなっていたところで当院を受診されました。 即座に、がん免疫の状況を詳細に調べる高度精密血液検査システム「リスクチェッカー」を実施したところ、抗がん性サイトカインの著しい低下とNK細胞活性の異常上昇が確認されました。
治療前のCTの所見
肝臓に広がる多発性の肝転移病巣(赤マルで囲んだ3カ所)が認められました。
治療前のリスクチェッカー所見
抗腫瘍効果を発揮するために不可欠な抗がん性サイトカインの産生能が著しく低下。この状況を改善しなければ、体内からのがん排除はほとんど不可能な状況です。また、NK細胞活性の上昇は体内残存がんに対する免疫反応が多少残存していることを示唆しおり、免疫全般の回復が強く望まれます。
治療のポイントと治療方法
治療ポイント | サイトカイン減少による、抗がん性免疫力の欠如。 免疫学的ながん消滅を図るため、細胞内部から強力なアポトーシス反応を引き出します。 残存するがん細胞を効率よく補足するため、がん表面蛋白(HLA抗原)の発現を図ります。 |
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治療方法 | ミトコンドリア/アポトーシス誘導とMHCクラスⅠペプチド誘導の併用を実施。 |
治療費用
初診料 | 22,000円 |
リスクチェッカー検査 | 132,000円 |
ネオアンチゲン・ペプチド誘導(1回) | 572,000円 |
サイトカイン誘導治療 | 79,200円 |
合計費用 | 805,200円 |
治療に関するリスクや副作用について
同症例に対して同じ治療効果を示すものではありません。本症例のように必ず効果があるというものではございません。稀に顔のほてりなどの副作用が生じることがございます。治療期間は患者様によって異なります。