前立腺がん(症例)


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65歳男性:ステージ4前立腺がんの骨転移。
治療開始4ヶ月で厳しい予後を回避


突然のステージ4判定/厳しい根治性

数年前から尿の出が悪いことを自覚し、かかりつけクリニックにて前立腺肥大症の治療を実施し続けていた症例です。

その後、近隣の病院にて精密検査を受けたところ、進行したステージ4の前立腺がんであると診断されました。
当然、がん腫瘍は前立腺を超えて大きく広がっていて、標準治療での“根治性は無し”と判断されてしまいました。
加えて、その際に行われた画像検査では、左足の付け根(大たい骨)にがんによる骨転移が認められ、痛みのために歩行が困難な状況に陥っていたのです。

医師に前立腺がんの症状を相談する患者

リスクチェッカー検査を実施

腫瘍の増殖により生じた免疫異常や、複数のがん関連抗原検査によるがん活動性の調査
そこで、この時点に至って宇野医師が担当する腫瘍免疫外来を受診。即座にがん専門/複合血液検査プログラム「リスクチェッカー」検査が実施され、腫瘍の増殖により生じた免疫異常や、複数のがん関連抗原検査によるがん活動性の調査が行われました。


ご来院時のX線検査所見

参考までに、免疫治療前に実施された血管カテーテルによる骨転移の画像を見てみましょう。

この検査所見によると、左・大腿骨の周囲にはモヤモヤとしたがんの新生血管が密に認められていました(黒い部分)。
当然、この病状にいたっては歩行困難な状況であることは十分に理解できることでしょう。
この時点に受けた将来予後の見通しについては、およそ3ヶ月から半年程度であったといいます。

大腿骨にがんの新生血管が認められたX線画像

治療のポイントと治療方法と経過

治療ポイント1.残存がんの細胞表面に、識別マーカー「MHCクラスⅠペプチド」の再発現を誘導する。
2.抗がん性サイトカインの減少による、がん腫瘍に対する免疫応答の著しい減弱・欠如。
選択された治療ネオアンチゲン複合免疫治療の中から以下を選択
・ペプチド誘導(MHCクラスⅠペプチド)を実施
・サイトカイン誘導を実施
[経過] 治療開始4ヶ月で厳しい予後を回避

診察費用(税込)

初診料(初回)22,000円
再診料(5日)27,500円
リスクチェッカー検査132,000円
ペプチド誘導(2回)1,144,000円
サイトカイン誘導(2ヶ月)158,400円
血液検査(経過観察用:3回)29,700円
その他雑費(消耗品)3,520円
合計費用 1,517,120円(税込)

※こちらの前立腺がん症例は、ご本人のがん病状に対する治療の一例です。例え、同一のがん種であったとしても、その医療判断/対処は個々人において様々であることも事前にご考慮願います。なお、診療費用にかかわる医療費控除については、確定申告の際に各自の申請をお願いしています。ご不明な点は居住地を管轄する税務署にご確認ください。


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