すい臓がん症例1
膵臓がん手術後多発性肝転移、治療開始約6ヶ月で治療は著効状態
治療までの経過
2年前、人間ドックにて膵臓の腫瘤を指摘。 その後すい臓がんとの診断を受け、引き続き手術を行った。 一見経過は順調そうに見えたが、一年経過時点で肝臓に多発性の転移がんが出現。 やむなく延命を目指し、抗がん剤を行うが著効なく、徐々に病状は進行。 この時点で肝転移したがん腫瘍も数十カ所に増え、腫瘍マーカーも著しい上昇を伴っていた。 即座にがん免疫の状況を詳細に調べる高度精密血液検査システム「リスクチェッカー」を実施。 それにより抗がん性サイトカインの軽度バランス不良と、予後不良を指し示すヘルパーT細胞2系(Th2)比率の軽度上昇が確認された。
治療前のCTの所見
治療前CTでは肝臓全域に広がる肝転移病巣を認めている。
治療前のリスクチェッカー所見
抗腫瘍効果の中心をなす抗がん性サイトカインは比較的良好な数値を示していた。 ただ予後不良を指し示すヘルパーTh2細胞比率に軽度上昇を認める
治療のポイントと治療方法
治療ポイント | 1.抗がん性サイトカインの数値は比較的保たれていたため、免疫学的ながん消滅(アポトーシス反応)の増強が先決。 2.活動性の高いがん細胞の捕捉向上を目的に、がんの表面蛋白 (HLA抗原)発現を強化。 |
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治療方法 | アポトーシス誘導治療、ネオアンチゲン免疫治療を併用 |
治療費用
初診料 | 22,000円 |
リスクチェッカー検査 | 132,000円 |
サイトカイン誘導治療 | 79,200円 |
合計費用 | 805,200円 |
治療に関するリスクや副作用について
同症例に対して同じ治療効果を示すものではありません。本症例のように必ず効果があるというものではございません。稀に顔のほてりなどの副作用が生じることがございます。治療期間は患者様によって異なります。