すい臓がん(症例6)


すい臓がん・ステージ3 ・87歳心臓ペースメーカー装着 (#6)

リスクチェッカーで複数の腫瘍マーカーに異常な数値が検出

すでに心臓ペースメーカーを装着していたステージ3のすい臓がん症例です。
事の発端は、健診ですい臓に”腫れ”が見つかったことに始まりました。そこでご本人は根治治療を希望しましたが、心臓疾患があったため手術手術を断念。幸い、標準治療の抗がん剤(ジェムザール+アブラキサン)が実施されましたが、白血球が減少し2ヶ月ほど経た時点で在宅療養となられた症例です。

しかし、本人は治療を諦めませんでした


そこで当院を来院されました。初診時の印象は年齢のわりに日常生活が十分可能で治療への意欲/理解も申し分ありませんでしたので、免疫精密検査「リスクチェッカー検査(採血)」を実施いたしました。

腫瘍マーカーは全て正常範囲にとどまり、異常所見が見あたらない。


過去の検査データには、すい臓がんに特徴的な3種の腫瘍マーカー(CA19-9、DUPAN-2、SPan-1)が測定され記載されていました。しかしその腫瘍マーカーは全て正常範囲にとどまり、異常所見が見あたりません。結果として、がん細胞の活発度を測る腫瘍マーカーが無く、CT画像でも改善が認められなかったために、治療の終結判断に至ったものと推察されました。

新たに複数の腫瘍マーカーに異常な数値が検出


そこで、「リスクチェッカー(採血)」の数値を改めて確認すると、以下のがん情報が明らかになりました。やはり、すい臓がんに典型的な腫瘍マーカーの上昇は認められませんでしたが、新たに複数の腫瘍マーカーに異常な数値が検出されました。

上から3~5番目の項目(CA19-9、DUPAN-2、SPan-1)といった「すい臓がんに特徴的」なマーカーには、異常が現れていません。しかし、病理検査によってすい臓がんであることは間違いありません。そのため、抗がん剤の効果判定に際しては、これらの腫瘍マーカーは参考になりません。しかし、CT検査ではがん腫瘍の改善が見あたらないため、抗がん剤の効果が得られなかったであろうことが推測できました。

健康保険制度ではカバーしにくい腫瘍マーカー検査


このように保険診療において、すい臓がんで典型的な腫瘍マーカーに上昇を認められないケースは珍しいことではありません。そして意外に知られていないのが、各がんに典型的な腫瘍マーカーの上昇が認められる症例ほど、標準治療の抗がん剤で“効果が出やすい”こと。その逆に、典型的な腫瘍マーカーの上昇を認めない症例ほど、“効果が出にくい”点です。個性派のがん症例ほど「早期の治療終結」に繋がりやすい特徴を知ったうえでがん治療対策が重要なのです。

“炎症性サイトカイン”の著しい上昇と
“免疫疲弊”による抗がん性サイトカインの著しい減少


リスクチェッカー検査のp1、細胞性免疫検査(がん関連免疫検査)で判明したポイントは以下のとおりです。

“炎症性サイトカイン”の著しい上昇をもたらすサイトカイン・ストーム
この異常は(インターロイキン6)の数値をもって判断されます。このサイトカインは別名「炎症性サイトカイン」とも言い、数値の著しい上昇は“がん性悪液質“とともに生じるがん細胞の活発化”や、“余命の短縮”にも大きく関与しています。よって、この数値に異常な上昇を見つけた場合には、即座にその対策が要求されます。

“免疫疲弊(めんえきひへい)”による抗がん性サイトカインの著しい減少
この異常は(腫瘍壊死因子)という「抗がん性サイトカイン」の著しい減少です。このようなサイトカインの減少に基づく「免疫疲弊(めんえきひへい)」という現象は、がん細胞と免疫リンパ球の闘いが長期化して生じたケース。あるいは、抗がん剤や放射線治療などによって免疫リンパ球が障害されたケースに現れやすいため、リンパ球の再活性化を念頭に置いた早急の対策が要求されます。

改めて策定された治療戦略と経過


そこで、「サイトカイン・ストーム」と「免疫疲弊」の改善を目指す治療プロトコールが策定され、「MHCクラスⅠペプチド誘導」ならびに「サイトカイン誘導」対策に重きを置いたネオアンチゲン複合免疫治療が行われました。治療開始後は2ヶ月に一度、免疫パラメータを測定しながら6ヶ月で治療が終了。結果、早急な対処が望まれたインターロイキン6の著しい低下と腫瘍マーカー値に改善がもたらされました。

診療費用(税込)


初診料(初回)22,000円(税込)
再診料(6日)33,000円(税込)
リスクチェッカー検査132,000円(税込)
MHCクラスⅠペプチド誘導(3回)1,716,000円(税込)
サイトカイン誘導(5ヶ月)396,000円(税込)
血液検査(経過観察用:2回)49,500円(税込)
その他雑費(消耗品)4,290円(税込)
合計費用2,352,790円(税込)

ネオアンチゲン複合免疫治療のリスクと副作用


副作用

MHCクラスⅠペプチド誘導使用する注射製剤を点滴投与する際、稀に顔のほてり感を自覚する場合があります。(発現エビデンス:1%以下)

なお、採血/点滴時に消毒用アルコール綿を使用した場合、稀に皮膚の軽い赤みを生じる場合があります。(発現エビデンス:5%程度)
アポトーシス誘導粉末に調剤された内服剤を空腹時に内服した場合、稀に胃部に清涼感を感じる場合があります。(発現エビデンス:3%以下)
サイトカイン誘導カプセル形状の本製剤を服用開始した初期に1~2日ほど便秘生じた例があります(発現エビデンス:1%以下)
遺伝子サイレンシング(ヒストン脱アセチル化誘導)カプセル形状の製剤を服用開始後、初日に便秘傾向を示した例があります(発現エビデンス:3%以下)
悪液質対策(グレリン様アミノ酸ペプチド製剤)口腔内崩壊錠という性質により、服用後に口腔粘膜の荒れが認められたケースがあります。(発現エビデンス:5%前後)

自由診療による治療費

当院での検査/治療はすべて保険適応外の自由診療となります。また治療費用はご本人の病状や治療開始時期等によっても異なるため、あらかじめ担当医との相談や綿密な事前調査が望まれます。

※こちらの例示症例は、ご本人のがん病状に対する治療の一例です。例え、同一のがん種であったとしても、その医療判断/対処は個々人において様々であることも事前にご考慮願います。なお、診療費用にかかわる医療費控除については、確定申告の際に各自の申請をお願いしています。ご不明な点は居住地を管轄する税務署にご確認ください。

すい臓がん
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